新型コロナウイルスの関係で収入が減った人が多くなっている事から、副業に挑戦する人が増えてきていると感じます。
会社の給料以外に収入の柱を作ろうとするのはとても大事なことです。
収入の柱を作るために考えなければならないことがあります。
それは時給です。
自分が1時間仕事をしたら、どれぐらいの収益を見込むことができるのか考えるのはとても重要です。
例えば転売であれば、1日10時間かけて色々な店を回りに回り、やっとの思いで仕入れることができた商品の利益が1000円だったとします。
そうすると時給は100円になり、その時間でバイトしたほうがはるかに稼げることになってしまいます。
副業として取り組むとしても、作業時間は短くなってしまいます。なのでその分社会人として働いている部分よりも時給を気にしなくてはいけません。
ではそもそも、社会人の給料の時給はいくらか考えたことがありますか?
僕も自分の給料を試しに時給換算してみたのですが、意外に低くてびっくりしました。
大卒の初任給はだいたい20万円です。
月に働く日数はバラバラですが、計算しやすいように20日と考えます。
そうすると、1日あたりにもらえるお金は20万÷20日で1万円ということになります。
1日あたり働く時間は標準で8時間なので、1万円÷8時間で時給は1250円になります。
時給1250円と聞いてどうでしょうか?
コストコのバイトの時給と大体同じです。ちなみに家庭教師と比べるとかなり低いです。
では月収を10万上げて、30万円貰ってるとしましょう。
同じように一か月あたりの20日で割ると、30万÷20日で1日あたりにもらえるお金は15000円になります。
働く時間は8時間なので、1万5000÷8時間で時給は1875円になります。
そこら辺のアルバイトよりは高いかもしれませんが、やはり家庭教師よりは低いですね。
社会人になると何十万単位のお金をもらうことはできるのですが、それは拘束時間が長いから給料が高いだけで時給としては決して高くないのです。
先ほどは労働時間として8時間としましたが、通勤時間や休憩時間などの拘束時間を考えると、時給はぐっと下がります。
月収20万の例の場合、就業時間の8時間で計算をして時給1250円としていましたが、片道1時間、往復2時間かかっているとするとしましょう。
休憩時間を抜きにしても拘束時間が10時間になるので、日給1万円÷10時間で時給は1000円となります。
これが社会人の時給の現実です。
自分で収入の柱を作りたいと考えている場合、少なくともこの社会人の時給よりは高くないとやっていけません。
一度自分の給料を時給換算してみるといいですよ。
何かビジネスに取り組んでいる方は時給という考え方を今一度意識し直してみましょう。